ハイキング

日本のスイス!?上高地 ハイキング① 大正池 ~河童橋まで

上高地 河童橋

標高1500m、四季折々にさまざまな表情を見せ、日本のスイスとも称される上高地。年間200万人もの人々が訪れる日本有数の景勝地です。
北アルプスの峰々と清らかな梓川の流れと河童橋。
気分爽快!最高です!
真夏でも最高気温22~3℃のすがすがしい空気のもとで、Let’s go hiking!

上高地へのアクセス

2020年度、新型ウイルスの影響により運休・変更の場合があります。
プランを立てる前に、お確かめください。

上高地公式ウェブサイト

バスにて

・松本駅から
松本電鉄上高地線-新島々駅-路線バスにて約1時間30分

・高山駅から
高山飛騨バスセンター(路線バスにて)-平湯バスターミナル、(シャトルバス・タクシーに乗り換え)で約1時間25分

新宿・東京・名古屋・大阪から直通の高速バスも出ています。

長野県側の松本駅、岐阜県側の高山駅から路線バスが出ています。

東京・名古屋・大阪から直通の高速バスもあります(夜行便を含む)

マイカーにて

・松本方面から
長野自動車道 松本ICから沢渡(さわんど)駐車場まで約1時間
沢渡(さわんど)駐車場からシャトルバスで約30分

・高山方面から
高山ICから平湯駐車場まで約45分
平湯駐車場からシャトルバスで約30分

上高地は通年マイカー規制が行われています。
釜トンネルより先は通行できないため、手前の沢渡(さわんど)駐車場、平湯駐車場からシャトルバスにお乗り換えください。

また、年間20日間くらい観光バスの乗り入れ規制も行われています。
人出の多い土日中心ですが、その場合もシャトルバスに乗り換えです。

上高地ハイキングコース

上高地のハイキングコースのポイント地点は6ヶ所。

大正池  朝、日の出の時間が特にオススメ

上高地バスターミナル(上高地B/T) 河童橋まで約5分

河童橋  上高地といえば・・・の景色

明神池  梓川の右岸、左岸どちらからでも行けます

徳沢  横尾まで梓川の左岸のみ

横尾  かなりアップダウンあり、トレッキングシューズがお薦め

  • 河童橋~大正池   約4km 約70分
    ほぼ平坦で遊歩道も整備されています
    滞在時間限られている場合は、バスターミナル⇒大正池⇒河童橋で3時間でOK
  • 河童橋~明神池  約3km 約60分
    ややアップダウンあり
    河童橋から明神池まで右岸、左岸を通って1周でこちらも3時間
  • 明神池~徳沢  約3km 約60分
    かなりアップダウンがあります
    トレッキングシューズがオススメです
    河童橋からの往復で4時間半みてください
  • 徳沢~横尾  約3.5km 約70分
    本格的なハイキングみち
    人も少なくなり涸沢や槍ヶ岳への登山の人たちがほとんど
    河童橋からの往復で6時間半は必要です

今回は、どなたでも気軽にハイキングが楽しめる大正池から河童橋までのコースをご案内します。

大正池~河童橋 ハイキングコースタイム

滞在時間が4時間取れるなら、大正池でバスを降りて大正池⇒河童橋⇒明神池⇒バスターミナルが一番のオススメ!
大正池で降車の前提でご案内していきます。

ハイキングコース所要時間

大正池 ⇔ 田代湖  20分
田代湖 ⇔ 田代橋  20分
(右岸)田代橋 ⇔ 河童橋    25分
(左岸)田代橋 ⇔ 上高地バスターミナル 25分 上高地B/T ⇔ 河童橋 5分
梓川の上流から見て、右手側が(右岸)、左手側が(左岸)です

田代橋 ⇔ 河童橋の間は、梓川の右岸、左岸どちらも通行できますがオススメは左岸側。
なぜなら、川の蛇行に合わせて穂高の山なみを、さまざまな角度から見て楽しめるから。

それでは、出発です。

大正池

朝もやの大正池と焼岳
大正池は、その名の通り大正時代、焼岳の大噴火によって梓川がせき止められてできた池です。
立ち枯れの木々と、今なお噴煙を噴き上げる焼岳が水面に映るさまは、河童橋と共に上高地を代表する風景です。

では早速、大正池ホテル前のバス停で降車して、ハイキングをスタートしましょう!
WCは、バス停後方80mくらいのところに在ります。
湖畔への降り口は、バス停前方20mのところから。
急傾斜なので充分気をつけて!
大正池 立ち枯れの木
噴火の名残の立ち枯れの木は、年々少なくなりいつまで見られるかという感じ。

焼岳

朝日を浴びる焼岳
上流から多量の土砂が流れ込むため、毎年冬期に大規模なしゅんせつ工事が行われています。
朝、日の出の頃の時間帯が特にオススメです。
天気良ければ、焼岳と穂高の山なみを観ながら進んでいきます。
大正池から、川辺に歩行注意の場所もありますが、整備された遊歩道を田代池、田代橋まで進んでいきます。

田代池

田代池の流れ
大正池から20分、田代池への分かれ道に出ます。
右に進んだ突き当りが田代池です。
田代池の流れ その2
昔は船を浮かばせられる深さと広さがあったらしいですが、霞沢岳(かすみざわだけ)などから土砂がどんどん流れ込んで、今はほとんど『川』となってます。
川底は赤茶けていますが、水草の緑色と廻りの木樹々のコントラストが絶妙で何とも言えません。
このコースで私が一番お気に入りの場所です。
田代湿原
湿原化が進んでいます。

分岐点まで戻って、少し進むと自然探究路は2つに分かれます。
距離や所要時間は同じです。

林間コース

階段状のところもありますが、うっそうとした原生林や湿地帯のなかに渡された木道を歩きます。
爽やかに森林浴を楽しみながら進んでいきます。

梓川コース

その名の通り梓川沿いを進んでいくコース。
梓川の水の色が、河童橋周辺などと比べて特に神秘的な色合いです。
私はこちらのコースの方が好きです。
ただ、雨が降った後は道いっぱいに水たまりができたりするので、スニーカーの方は林間コースがいいですよ。

林間コースを歩いた方は、田代橋手前の合流地点で梓川コースを5~60m戻ってみてください。
梓川のほとりに出れる場所があって、とにかく何とも言えない水の色です。
田代池に次ぐオススメポイントです。

田代橋

梓川の流れ
大正池から約40分、田代橋に到着です。
無料で利用できる、公衆トイレもあります。
田代橋から
中州までが田代橋、中州から穂高橋となります。
ここから河童橋まで右岸側も歩けます。
すぐ近くに西穂、左に下ったところに焼岳への登山道もあります。

ウェストンレリーフ

右岸側を5分ほど進むとウェストンレリーフがあります。
明治の初め、上高地に来られ日本アルプスのことを世界に知らしめた方です。
ウェストン・レリーフ
河童橋までホテルが点在する中、歩いて行けます。
日帰り入浴できるところもあります。

上高地バスターミナル

説明を左岸に戻します。
西穂から奥穂に至る道を歩いていきます。
途中、河原に降りれる場所もあります。
大きく梓川が蛇行ところにベンチが多数あり、展望スポットとしてオススメです。
上高地バスターミナル手前からの穂高
しばらくすると、右手側に上高地バスターミナルの建物が見えてきます。
建物は2棟あり、向かって左手側が上高地インフォメーションセンターで、奥にベンチが多数あり、雨の日も安心して休憩する事ができます。
WCの利用は100円必要です。
右側がバスの切符売り場と売店、2Fには朝早く6時から営業している上高地食堂があります。

河童橋

河童橋
バスターミナルから5分足らずで河童橋に到着です。
現在の橋は、初代から数えて5代目です。
ホテルや食事処、土産物屋さんが多数あります。
にぎやかなお楽しみスポットですね。

上高地 まとめ

今回のご案内はここまで。

新緑の春、涼やかな夏、紅葉の秋とどの季節もすべてオススメできます。

ぜひ訪れてみてください。

上高地公式ウェブサイト

ハイキングマップ