埼玉県の秩父の山奥の奥、その又奥に、三峯神社はあります。
三峯神社の「三峯」とは、雲取山、白岩山、妙法ヶ岳の三つの峯が美しく連なることから「三峯」と呼ばれています。
今から約1900年ほど前、日本武尊(やまとたけるのみこと)様が東征の途上で、山犬(オオカミ)に導かれ三峯の山にお登りになり、その絶景に感嘆されました。
そしてご先祖様でもあり、日本の国を生み落とされた伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉册尊(いざなみのみこと)様を、お偲びされたのが三峯神社の始まりとされています。
三峯神社の基本情報 | |
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所在地 | 埼玉県秩父市三峰298-1 |
アクセス | 【電車】西武鉄道「西武秩父駅」より三峯神社行き急行バスで約1時間30分又は、秩父鉄道「三峰口駅」より三峯神社行き西武バス
【自動車】関越自動車道「花園IC」より約1時間30分 |
最寄駅/駐車場 | 秩父鉄道「三峰口駅」/有 |
主祭神 | 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉册尊(いざなみのみこと) |
創建 | 景行天皇年間(西暦 およそ71~130年 |
摂社/末社等 | 御仮屋神社、日本武神社、伊勢神宮 等 |
社格等 | 旧社格は県社、現在は神社本庁の別表神社 |
電話番号 | 0494-55-0241 |
ホームページ | http://www.mitsuminejinja.or.jp/ |
三峯神社の神様は、
『目標に向かって頑張っている人の背中を、後押ししてくださる神様』
と言われています。
有名な話としては、フィギュアスケートの浅田真央さんのお話があります。
スランプに陥っていた真央さんに、お姉さまが三峯のお守りを渡され、そのあと猛練習を重ね見事オリンピックで復活、銀メダルを手にされたというお話です。
次は『あなた』かもしれません。
アクセスなど
東京都心から140キロくらいですが、山奥の奥なので行くの大変です。
秩父の市街地を過ぎると、山梨に通じる国道140号線を進んでいきます。
国道といえど、かなりの山道です。
特に荒川上流の二瀬ダムを過ぎてからは、対面通行できないところもたくさんある、とんでもない悪路を進んでいきます。
電車にて
池袋駅~西武池袋線~西武秩父駅 特急レッドアローで1時間20分 1500円
西武鉄道「西武秩父駅」より三峯神社行き(急行)西武バスで約1時間30分 930円
(料金は執筆時現在のものです)
又は、秩父鉄道「三峰口駅」より三峯神社行き西武バス
バスに弱い方 要注意
自動車にて
関越自動車道「花園IC」より約1時間30分
都心からSA(サ-ビスエリア)での休憩を入れて2時間30分くらいです。
都心から出発するバスツアーに参加するのもオススメです。
いざ三峯神社へ!
二瀬ダムを過ぎてから、対向車とすれ違い不可能なところがたくさんある山道を、バスは登っていきます。
バスのドライバーさんは、さすがです!
私のようなペーパードライバーでは、運転は無理です。
180度ターンするる大きなカーブを4回経て三峯神社に到着です。
急な坂道を登りきったところにあるのが三ツ鳥居です。
ここより先が境内となります。
三ツ鳥居から三峯神社ご本殿まで
三ツ鳥居はここ三峯神社と、奈良県の大神神社にしかない珍しい型の鳥居です。
鳥居前の両脇には、狛犬ではない山犬(オオカミ)様がお守りしています。
引き締まった筋肉質でスリムなオオカミさまです。
神様のお使いをされる動物をご眷属と呼びます。
お稲荷さんのキツネは有名ですよね。
伊勢神宮だと、朝を告げる鶏。
ここ三峯神社では山犬さまになります。
大口真神(おおくちのまかみ)とも呼ばれています。
軽く一礼して境内へ。
隋神門
昔の仁王門です。
平安時代、修験道の始祖 役小角(えんのおづの)や弘法大師 空海が往来し、修行の場として栄えました。
その後の盛衰の後、江戸時代には観音院高雲寺と称され、三峯講も組織され信仰が広まりました。
明治の世の神仏分離により「神社」となりましたが、今なお修行のお山の雰囲気が色濃く残っています。
隋神門を過ぎると鬱蒼(うっそう)たるスギ林に囲まれ、さらにパワーが強まります。
特別な『気』が満ちる森の中を進み、石段を登ったところの青銅鳥居をくぐります。
二本の巨大な御神木の間に、拝殿が見えてきました。
左側の手水舎でお清めをして、お参りに向かいましょう。
御神木 重忠杉
多くの神社の境内に「御神木」はありますが、柵などに囲まれ直接には触れないところが多いです。
木にストレスを与えないためともいわれます。
が、三峯神社の御神木は、そんなヤワな御神木ではありません。
直接、手を触れてツリーパワーをいただく事ができます。
この2本の樹齢800年ともいわれる御神木は、『重忠杉』と呼ばれています。
鎌倉時代、この地方を領有していた畠山重忠が奉納した木といわれています。
元寇の役のとき、活躍された武将です。
最後の石段を上って、拝殿の前でご参拝です。
参拝の仕方は、多くの神社と同じ二拝二拍一拝です。
拝殿の中央より少し左側の石畳みに『龍』が浮き上がってるように見えます。
左向きで赤い眼が・・・
2012年辰年に突如浮かび上がったそうです。
ご本殿向かって左側に社務所があります。
お札やお守り、ご朱印はこちらで。
三峯神社の有名なお守りは、『氣守』という中に御神木のかけらが入っているといわれているお守りが人気です。
赤・青・緑・ピンクの4色があります。
浅田真央さんが手にされた白の『氣守』は、頒布中止になりましたが、色による効能の違いはありません。
社務所の先にかつて宿坊であった興雲閣、かつて寺社時代のお堂であった小教院があります。小教院は今はコーヒーハウスとなりひと休みする事ができます。
三峯神社のえんむすびの木
ご本殿から7~8分歩いたところにえんむすびの木があります。
杉とニレの木が、まるで1本の木のようにそびえている御神木です。
好きな人の名前を備え付けの紙に書いてお納めすると願いがかなうとされています。
こちらの縁結びおみくじで運を占ってみてはいかがでしょうか。
最強のパワースポットお仮屋神社
えんむすびの木からさらに山道を歩いたところにあるのが、お仮屋神社です。
関東有数のパワースポットといわれる三峯神社の境内のなかで、1番パワーの強いところといわれています。
ご眷属の山犬さま、大口真神(おおくちのまかみ)がお祀りされています。
「遠宮」の鳥居をくぐり、急な石段を登って参拝しましょう。
強大なパワー、感じますか?
お社の裏手がオススメです。
三峯神社の広大な境内にて
拝殿前まで戻って、向かって右手側に回り込むとご本殿がよく見えます。
その先は、伊勢神宮他の全国各地の神社が、末社として祀られています。
こちらを順にお参りしていくと、日本の主要な神様をほとんどお参りすることができちゃいます。
さらに進んでいくと、日本武尊様の巨大な銅像が見えてきます。
1900年前と同じく三峯の峰々をご覧になっています。
遥拝殿
隋神門の入口のところまで戻って、その向かいの石段を登ると遥拝殿があります。
妙法ヶ岳の頂上に三峯神社の奥宮があります。
奥宮までは1時間半くらいかかります。
また、開山されているのは夏期(5/3~10/9)のみです。
ほとんどの方は奥宮まで行けませんので、ここ揺拝殿から参拝すると奥宮まで行って、お参りしたのと同じ験があるとされていますので、お参りしておきましょう。
三峯神社でのおくつろぎ
参拝をして、山や木々からたくさんのパワーをいただいたら、ひと休みしましょう。
以下のところでは、お食事もできます。
興雲閣
1Fに食堂と売店があります。
食堂では、しいたけ丼がおすすめです。
大きな地場産のしいたけのフライに、甘めのタレをかけたどんぶり飯です。
3Fには、日帰り入浴できるその名も「神の湯」という温泉があります。
お温は、麓(ふもと)の大滝温泉から引いていて正真正銘の温泉です。
とろりとした弱アルカリ性のお湯で、湯ったりほっこりできますよ。
1Fエントランス横には、無料で急速できるソファーもあります。
大島屋
昭和レトロな香りのするおみやげ物屋さん兼食堂。
・くるみそば
・わらじカツ丼
・みそポテト
大島屋さんでは、このすべてが揃っています。
・くるみそば くるみ入りのおつゆに浸けて食すおそば
・わらじカツ丼 秩父産の豚肉を使ったわらじのように大きなカツ丼
・みそポテト ポテトフライに甘い味噌あんをかけた秩父のB級グルメ
山麓亭
こちらもおみやげ物屋さん兼食堂。
石挽きそばが美味。
この地方独自の中津川いもというを使った、いも田楽もおいしい。
三峯神社まとめ
いかがでしたか?
関東有数のパワースポット 三峯神社
特別なパワーや氣をたくさんいただけます。
ダマされたと思って1度行ってみてください。
人生変わりますよ!